『1000分の1の個性』ちゃりんこリエの育児大奮闘記
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第37章 がまん、がまん
食べたいものは食べたいのだ
子育てに悩みはつきもの。皆さんはどんなことで悩み、そして答えを出していくのでしょうか。
私の今の悩みは、子どもにどうやって『我慢』を教えていくか。
4才になる大士は自我が確立し、自分の意思を貫き通そうとするようになりました。これは成長の過程でいうといいことなのかもしれませんが、親の立場からするとなかなか困ったもの。以前は何か悪いことをした時に『ゴメンね』が出来ていたのに、最近はかたくなに謝らなくなり、手をつなぎたくない!と意地をはる大士は、迷子の常習犯となりつつあります。いつからこんなに頑固になったのかと悩んでいた時、保育園から大士のある行動について声をかけられました。
食べることが大好きな大士。保育園では常におかわり組の一員なのですが、自分の分が食べ終わると他の子の給食にまで手を出してしまうとのこと。それが最近になって何度も続いていると聞き、さすがにビックリしました。みんなもおかわりは1回だし我慢しようね。と先生のことばに以前は我慢できていたことが、今は我慢できなくなり、他の子の分にまで手を出す。はたから見れば笑い話かもしれませんが、これはどう考えてもいけないことです。
人の物を食べてはいけないことだとわかっている大士に、どう我慢させるか。私なりに考えました。家ではおしまい!と言われたら、もう絶対もらえないとわかっている(あきらめている)大士は、保育園なら大丈夫、口うるさいママに怒られることもないし…と我慢できずに手を出してしまっているように思えました。先生とも話しあいをし、今後同じようなことがあったら、ダメなものは絶対にダメと真剣に向き合い、強い態度を示してくれるようお願いしました。そして大好きな食べ物を自の前にしながら我慢できた時は、いっぱいほめてあげて下さいと。
食いしん坊がゆえのこの問題。大士はちゃんと我慢できるようになり、何年後には笑い話になってるといいなぁ…。
ちゃりんこリエ
2005年~2007年までサクラサクライフに籍を置いていた敏腕編集部員。現在、夫と子供(2人)とともに、まったりとした生活を送っている。