今年もやってきました!秋のメインイベント運動会!!大土が参加する種目は障害物競争に、親子競技、お遊戯と団体競技のリレー。大士もみんなと一緒に同じ競技が出来るのか、それとも大士用に難易度を下げて競技をするのか。どちらにしてもなるべくみんなと参加してほしいと思っていましたが、担任の先生からもらった言葉は『大士くんもみんなと一緒に同じ競技で頑張りましょう』という温かいものでした。
 運動会に向け、暑い中一生懸命頑張った練習。鉄棒では先生が手を貸してあげればブタの丸焼きが出来るようになったし、リレーではみんなと一緒にトラックを何周もすることが出来ました。お遊戯では音楽がなるとどんなにクタクタでも踊り出していたそうです。
 そんな大士の頑張る姿を見て色々考えてくれた先生。去年のリレーでは大士は同じペースで走ってくれるお友達と一緒に第一走者として走りましたが、今年はひとりで走り、走者の一員としてバトンをつないでいくことを提案してくれました。
 当白は秋だというのに真夏日のような暑さ。体力的に大丈夫か心配しましたが、障害物競走では初めて見る大士のブタの丸焼き姿に笑い、お遊戯では隣で泣く男の子に“お前も頑張れよ”と背中を押す兄貴らしい姿に笑いつつも、成長した一面を見ることが出来ました。
 そしてそして、歓声の中スタートしたリレー。前の走者からしっかりとバトンを受け取り走り出しましたが、後ろからはだいぶ離れて走っていた子が、どんどん近づいてきます。私はこんなに誰かのことを一生懸命応援したことないくらい、とにかく声援を送りました。『頑張れ、頑張れ、頑張れ~っ!!』とうとう最後の最後に抜かされてしまいましたが、大士は自分のペースで走り切り、次の走者にバトンをつなぐことができました。
 あの時の姿を思い出しこのコラムを書いているだけでついついウルウルしてしまう私。ひたむきに頑張る大士と子ども達の姿に、オリンピック以上の感動と感激、そして勇気と元気をもらった2012年の運動会でした。