年末年始はクリスマスにお正月とイベント盛りだくさん。このコラムを書きつつ、サンタさんからのプレゼントのことが頭の片すみにある私ですが、この雑誌が出来上がる時には年賀状の準備におわれ、ポチ袋にお金を入れていることでしょう。

年をとればとるほどこうして1日、1ヵ月、1年が過ぎていくのは本当に早いものですが、もっと時の流れを早く感じているのが子どもの成長。

昨年は運動会で必死に走る大士の姿に感動し、集団生活の中で大きく成長したことを実感した私。でも最後の最後にまたさらに感動させられ、成長している姿を見ることができました。それは12月に行われた保育園の大きな行事のひとつでもあるクリスマス発表会。

大士たち年中さんクラスは今回歌と踊りと劇が一緒になったオペレッタを披露してくれました。劇のストーリーを覚え、歌を覚え、踊りを覚え、立ち位置を覚え…と覚えることはいっぱい。昨年は3匹の子ブタの劇で中ブタちゃんを見事に演じたし、歌も踊りも大好きだからきっと大丈夫!でも、やっぱりちょっと心配なのが親心。はたしてどうなることか…。

口パクだって大成功!

幕があがると音楽とともに衣装に身を包んだ子ども達が登場し、ねずみの役に扮した大土がステージ上にあらわれました。立ち位置はバッチリ、踊りも完壁、私たちを見つけて手をふる余裕もあり!お友達と一緒に楽しそうにねずみになりきっていましたが、私が一番成長しているのを感じたのは、ちゃんと口を動かして歌をうたっていたこと。

自分の思いをことばにして話すのが苦手な大士ですが、大好きな歌となると別のよう。普段はハッキリと発音できることばはまだ少なく、聞き取るのは難しいのですが、遠く離れた私のところからも大きく口をあけて歌っているのがよくわかりました。

それがたとえ口パクでも、全部歌えなくても、全然OK。小さなカラダで一生懸命歌って踊った我が家のねずみくんは、私にとって一番輝いて見えました。(って親バカですね。)