運動会で大土の頑張りと成長に涙した私がまたしても彼に泣かされてしまいました。

それは幼稚園の親子遠足で行った東京ディズニーランドでの出来事。

ななななんと、大士たち年長さんがディズニーランドのステージに立ち、歌を歌ったんです。

これは期間限定で行われているイベントのひとつで、子ども逮がキャストとしてランドに迎え入れられてステージに立ち、クリスマスソングを披露するという、とってもとっても貴重な経
験ができるもの。

子ども達は残暑が厳しい中運動会の練習で身体を動かし、その合聞を見てクリスマスソングの練習をするという、走って、歌ってを繰り返すハードな毎日を送っていました。

参加する子ども達以上に親がウキウキ・ワクワク・ドキドキのステージショー。

「小さな天使の聖歌隊』として
赤いマントに赤い帽子で登場した大士たちは、赤鼻のトナカイや歌詞が全て英語のクリスマスソングなど、合計6曲を披露してくれました。

子ども遣の純粋な歌声とステージに立つ大士の姿。

私は自然と大士が産まれた6年前から今までのことを振り返っていました。

ダウン症だと告知を受けた直後、まだ保育器に入っている小さな大士の手を握って泣いたことや、集団療育の教室で同じ境遇の仲間と出会い、温かく見守ってくれる先生のもとで共に成長したこと。

保育園に入って初めて健常児のお友達ができ、笑って泣いて沢山の思い出を残せたこと。

そして幼稚園ではさらにお友達と一緒に色々なことにチャレンジし、先生に後押しされながら最終的には大士自身が自分の力
で、そのひとつひとつを乗り越えてきたこと。

不安でたまらなかった毎日が、家族の支えや沢山の人との出会いでこんなにも変わり、6年前には想像もできないくらい大士は立派に育っていることに感動し、涙が溢れてきました。

何があってもこの子なら大丈夫。

だってこんなに素敵なステージで立派に歌えるんだもん。

色々あったけど、どんなことでも乗り越えてきたんだもん。

きっとこれからも大丈夫!

一生に一度のディズニーランドでの経験が、大士にとっても私にとっても最高のクリスマスプレゼントになりました。