昨年から悩み続けている大士の小学校選ぴ。

新しい年をむかえ決断しなければいけない時期になりました。

普通小学校と支援学校どちらにも見学に行き、幼稚園の先生に相談し、主人とは何度も何度も話し合いを重ね、悩みに悩み続けて私達が出した答えは普通小
学校。

支援学校では個人のレベルに合わせた指導や手厚い支援を受けられますが、保育園や幼稚園に通い集団生活の中で大きく成長してきた大士には友達の関わりの中で社会性を伸ばし、勉強だけでなく色々なことを学んでほしい。

そして自分達の住んでいるこの町でつながりを持ち、みんなに大士のことを知ってほしいと思い出した答えです。

しかし、入学を控えた子ども達の就学先などを話し合う指導委員会で大士に出されたものは、私達が出した答えとは違う支援学校。

様々な資料と教育委員会や専門の方々の話し合いの中で決められたようですが、結果を聞いていると、あれができない・これができないと、できないことばかりを理由にした上でのものでした。

同級生よりもできないことが多いのは事実です。

知的指数も健常児より低いです。

言葉もはっきり出ません。

そんなことは十分に分かって
います。

でも、お友達が泣いていたら誰
に言われるでもなくティッシュを差し出してあげる優しい子です。

掃除をしているとすすんで手伝ってくれる頼れる子です。

何でもよく食べる元気な子です。

できないことはいっぱいありますが、できることだっていっぱいあるんです。

私達はそんな大士の持っている長所をもっと伸ばしていきたいと思い出した答えでしたが、結果を告げられた時に大士の良さを認めてくれるような言葉はなく、我が子のできないことばかりを並べられるのはとても辛いものでした。

子どもの就学先を決めるのは最終的には両親の判断です。

委員会で出された答えは支援学校でしたが、それを聞いても私達は出来るだけ普通小学校に入れたいと思っています。

でも、入れるとなると色々な問題を解決していかなくてはいけません。

4月の入学まであとわずか。今は凍えるような寒さと現実の厳しさに心が折れてしまいそうになりますが、温かい春は必ずやってくる。

目の前の問題とひとつずつ向き合い、満開の桜の下で大士が嬉しそうに大きなランドセルを背負えるよう、母は前を向いて頑張ります!