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Vol.10

日赤と言えば、献血…冬は不足しがちなので、ご協力をお願いします

ご存じのとおり、私が勤める日赤の業務の一つに、献血があります。輸血というと、ケガでの出血が思い浮かぶと思いますが、ケガで使われるのは輸血のうちの3パーセントくらい。実は、大半はガンの患者さんに使われています。
私もときどき献血ルームのお手伝いに行きますが、雨や雪の日にも、大勢の方が善意の献血に来られるのには、いつも頭が下がります。私も見習って献血したいのですが、常用薬が引っ掛かってしまうのでダメです・・・。
献血でいただいた血には使用期限があるので、いざという時に不足しないよう、常に補充しておく必要がありますが、冬から春にかけては不足しがち。寒くて体調を崩しやすい時期ですし、人事異動などで団体献血の協力が得にくい時期でもあります。
せっかく来ていただいても、献血できない場合もあります。65歳以上、体重が軽い、血圧が低い、特定の薬を飲んでいる、貧血の検査で引っ掛かったなどです。面白いところでは、動物に噛まれたら3か月間献血できないのですが、人に噛まれたら1年間ダメです。その他、詳しくは最寄りの血液センターに問い合わせて下さい。
せっかくの善意の献血ですが、1パーセントの方に合併症が出ます。一番多いのが、血圧が下がり、気持ち悪い、めまいがするといった症状で、気を失うこともあります。献血でなくても、血を見たり注射をされたら気分が悪くなってしばらく横になった、という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?初めての方に多く、不安や緊張が引き金になると言われています。献血室には無料の飲み物が置いてありますが、これは献血の前後で十分水分を取っていただき、リラックスしてもらうためです。
この他、神経を刺してしまうことがありますが、1万人に1人程度で、大きな治療を要することはほとんどありません。
ちなみに、皆さんからいただいた血を輸血する時には料金が発生しているのですが、いろいろ費用がかかるため、献血事業は赤字です・・・。

Sakurasaku診療所
朝の起きぬけが特につらい、かかとの痛み 足底筋膜炎

朝、かかとを着いた時に強い痛みがありますが、しばらくすると痛みが遠のいてくるのが特徴です。中年以降に多い病気で、レントゲンを撮ると、か

かとの骨の痛い場所にトゲが見られることが多いです。

かかとの骨のうち、土踏まずにある足底筋膜や、足の指を曲げる腱が付いている部分が炎症を起こしているのが原因です。

治療としては、温熱療法やストレッチ、マッサージの他、鎮痛剤の内服、湿布や塗り薬、注射、足底板などの装具を用いる場合もあります。が、治るまでの期間には、かなり個人差があるようです。

手術治療を行うこともありますが、ごくまれです。

(*一般的な説明をしています。病状等に応じて治療法が異なる場合もありますので、まずは主治医とご相談下さい。)

よくある質問
かかとのトゲが大きい方が痛いのでしょうか?
トゲの大きさと痛みとは、直接の関係はないようです。
治療を受けても、朝の痛みがなかなか良くならないのですが?
前述のとおり、個人差があります。痛いですが、注射は有効なことが多いです。
どんな手術をするのですか?
かかとのトゲを削ったり、足底筋膜を切ったりします。

2008-SAKURASAKU Life 2月号掲載

くらっし~先生こと・・・
水戸赤十字病院第一整形外科部長
倉茂聡徳 先生

  • 日本整形外科学会
    (専門医、脊椎脊髄病医、認定リウマチ医)
  • 日本足の外科学会
  • 日本交通医学会
  • 日本靴医学会
  • 日本フットケア学会

日赤病院
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