Dr.Classyのかってに!ドクターズチェック

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Vol.18

「赤十字なのに、十字じゃないマークがあるってホント?」

ご存じの通り、私の勤める日本赤十字社のマークは赤い十字ですが、イスラム圏では、十字のマークがキリスト教をイメージさせるので嫌われるようです。なので、赤い十字ではなくて、赤い三日月のようなマークが使われています。「のような」というのは、本当は三日月ではなくて新月を表すそうで、日本語では、「赤新月」と言うそうです。そういえば、イスラム圏では、イスラムのシンボルとして、この月のマークが入っている国旗が多いですよね? この「赤十字」のマーク、登録商標だって知ってました?(実は、私もつい最近まで知りませんでした・・・。)なので、うるさいことを言うと、本当はあの赤い十字のマークは、いろいろな所に許可無く付けてはだめですし、例え救急車であっても、赤十字社に所属する車以外には付けてはいけないんですね。 以前、「○○のお医者さん」という本を買ったことがあります。表紙には赤い十字のマークが描かれていたのですが、中のページに汚れがあったので交換してもらいました。新しい版の本が送られてきたのですが、それを見てビックリ!表紙の十字が、赤ではなくて、銀色に変更されていました。おそらく赤十字のマークが登録商標だという話が広まったために、出版社のほうでも配慮したのだと思います。 赤い十字も、けっこう医療機関のシンボルみたいになっているので、個人的にはそんなに目くじらを立てなくてもよさそうに思うのですが、最近は子供のおもちゃでも、よく見ると十字の色がピンクだったりと、微妙に変えてあります。 この登録商標、いろいろなところで話題に上ったり、問題になることもありますよね?ご存じの方も多いとは思いますが、けっこう身近で、固有の会社の商品名だとは気付かずに使っている呼び名もあります。例えば、先月号にもちょっとだけ登場したホチキス(一般名ステイプラー)や、アクアラング(一般名スクーバ、だったかな?)、キャタピラ(無限軌道・・・ですかね?)、ジープ(一般名はあるんでしょうか?)、などなど。 ちなみに、私のClassy、新人だった時に先輩の先生に付けられたアダナなのですが、雑誌にも同じ名前の物があるし、これは登録商標にはできなさそうです。

Sakurasaku診療所
足の親指の変形と痛み、「外反母趾」

外反母趾は、女性に多い病気です。親指がくの字に曲がり、ひどくなると2番目の指と重なったり、足底にタコができて痛かったり、内反小趾と言って、小指側も出っ張ることがあります。

足に負担をかける不適切な靴が原因の一つですが、関節リウマチの方にも多いです。変形がある程度以上になると、親指を曲げる筋肉の力の方向がずれるために、徐々に悪化してしまいます。

予防としては、適切な靴を履くことが大事ですが、よく売られている幅広の靴がいいのかというと、必ずしもそうではありません。指の間を広げる装具も、変形を回復させるまでの効果はありません。

治療としては、指を開く体操をしたり、靴の中敷きを入れる方法があります。それでもだめな場合には、親指の甲の骨を切って矯正する手術を行います。

よくある質問
外反母趾は遺伝しますか?
子供の頃からその傾向がある人もおり、遺伝的な要素も考えられます。
手術をすれば治りますか?
術後も、不適切な靴を履いたりすれば、再発する場合があります。また、変形が強くなると、皮膚に穴が開いて化膿することがあり、そうなると手術も困難になります。

2008-SAKURASAKU Life 11号掲載

くらっし~先生こと・・・
水戸赤十字病院第一整形外科部長
倉茂聡徳 先生

  • 日本整形外科学会
    (専門医、脊椎脊髄病医、認定リウマチ医)
  • 日本足の外科学会
  • 日本交通医学会
  • 日本靴医学会
  • 日本フットケア学会

日赤病院
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