Dr.Classyのかってに!ドクターズチェック
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Vol.19
「毎日消毒しなくていいんですか?」 ・・・私がおしりにラップを貼ったワケ
今まで常識と思っていたことが、突然ひっくり返ってしまった経験はありませんか?私も、先輩に教わって、何も疑問を持たずに信じていた消毒の考え方が、ここ数年で180度変わってしまいました。
数年前まで、例えば足の手術の前には、太ももからスネまでツルツルに毛を剃っていました。毛が不潔なので、そのまま手術すると中にバイ菌が入ってしまう、と言われていたのです。
手術をするほうも、強い消毒薬をつけたブラシで、指先から肘の上まで、ゴシゴシ何回も洗っていました。一日に何件も手術があると、皮膚が荒れてしまったものです。
手術が終わる時には、傷の中も強い消毒薬で洗っていました。
術後は、傷からバイ菌が入っては大変と、消毒薬を毎日のように塗っていました。また、滲み出しはガーゼで吸い取って、傷を乾かすように教わりました。
ところが、今では、全く正反対になりました!
切るところ以外の毛は、あまり剃りません。毛を剃ると皮膚に細かい傷ができて、かえってバイ菌が増えるからです。
手術の前の手洗いも、消毒薬は使いますが、もみ洗いで十分となりました。
切る直前に皮膚の消毒はしますが、傷の中には入れません。かえって組織を痛めて治りを遅らせたり、死んだ組織にバイ菌が付くのを防ぐためです。代わりに、縫う前は清潔な水で十分に洗います。
術後の消毒も、強い薬だとかえって皮膚を痛めてしまうので、今は刺激の少ない食塩水か弱い消毒薬で、汚れを拭く程度です。「水道水で十分!」という先生もいます。消毒の回数も、滲み出しや出血が多い時期を過ぎれば、もう毎日はしません。滲み出しには、むしろ傷を治す成分が含まれているので、途中からラップのような物を貼り、傷を乾燥させないようにします。薬局に行くと、同じ考え方の、傷が早く治る絆創膏が売っていますよ。
かく言う私も、今年の夏、子供にせがまれて滑り台を何回も滑ったらおしりの皮がむけてしまい、しばらくラップを貼っていました・・・。おかげで、痛みも少なく、早くきれいに治りました。お見せできないのが残念ですが・・・。
Sakurasaku診療所
- 高齢者に多く、寝たきりのおそれがある、「骨粗鬆症」
治験にご協力いただける方を募集しています 年を取ると男女とも骨がもろくなりますが、特に女性は生理が終わると、急速に骨がもろくなっていきます。転んで手首の骨が折れたり、腰の骨がつぶれたり、大腿骨が折れたりすると、寝たきりになるおそれもあります。
ちょっと言葉は悪いですが、「俺は整形外科ではなくて、閉経外科だ」とおっしゃっていた先生もいました。腰痛で動けなくなって入院するのも、骨折して手術になるのも、骨粗鬆症が原因になっている方が多いからです。
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よくある質問
- 注意することはありますか?
- 背が低くなったり、背中が曲がってきたら要注意。タバコやお酒の習慣、ご両親が大腿骨骨折をした方も危険です。
- 骨密度を上げる方法はありますか?
- 運動やカルシウムの摂取、日光浴が勧められますが、今のところ、薬が最も効果的です。
- 男性なら大丈夫ですか?
- 女性ほどではないですが、年齢とともに骨密度は低下するので、安心はできません。
2008-SAKURASAKU Life 12月号掲載
くらっし~先生こと・・・
水戸赤十字病院第一整形外科部長
倉茂聡徳 先生
- 日本整形外科学会
(専門医、脊椎脊髄病医、認定リウマチ医) - 日本足の外科学会
- 日本交通医学会
- 日本靴医学会
- 日本フットケア学会
日赤病院
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