Dr.Classyのかってに!ドクターズチェック
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Vol.20
姿勢はよくしないで!?昔の常識は今の非常識
外来をやっていると、「腰が曲がってきたので、これ以上曲がらないようにと思って姿勢をよくするのだが、かえって腰が痛くなる」という方が、けっこういます。これは、骨がもろくなって腰骨が圧迫骨折を起こし、曲がったまま固まってしまった場合や、変形性腰椎症と言って、年齢の変化で腰が曲がってしまった場合がほとんどです。骨自体が曲がっているので、いくら背中を伸ばそうとしても本当に伸びることはなく、かえって背筋に負担をかけて、自分から腰痛を悪化させてしまっています。
また、「腰を曲げていれば歩けるが、姿勢をよくして歩くと足がしびれて動けなくなってしまう。でも、これ以上曲がるのが嫌で、つい腰を伸ばしてしまう」と言う方も。これは、腰部脊柱管狭窄症と言って、主に加齢が原因で、腰骨の中を通っている神経が押されて起こる病気。姿勢をよくすることで神経がよけいに押されてしまうことが多く、ひどくなると足が麻痺したり、排便できなくなってしまいます。
痛みやしびれを伴うのに、それでも姿勢をよくしたいと思うのは、子供の頃から、「姿勢をよくしなさい!」とくり返し注意されてきたからでしょう。私もそうでした。
ただ、もう時代が違います。昔の人の教えにも学ぶべきことがたくさんあると思いますが、今の高齢化社会など、日本はおろか、世界で誰も経験したことがない時代です。
膝が痛い方に、「年齢の病気です。もう正座はしないで下さい」と言うとびっくりする人もいますが、膝痛人口は、実に日本で1000万人。65歳を過ぎれば、女性の3人に一人は膝が痛みます。日本は、今でこそ長寿の国ですが、以前から長寿だった欧米の国に、正座の文化はありません。和式より洋式の生活の方が、高齢者に優しいのです。また、江戸時代、五十肩は「長寿病」と言われたそうです。人生50年の時代、肩が痛くなるまで長生きできてよかったね、という意味です。70、80は当たり前の今、昔の健康常識は、もはや必ずしも当てはまりません。
Sakurasaku診療所
- 乳幼児の扁平足に多い、「外反扁平足」
乳幼児が立てるようになった頃、土踏まずが床についていたり、小指が床から浮いてしまうので、ご両親が心配して連れてこられます。立っている時に後ろから見ると、本来見えないはずの外側の指が見えてしまうのが特徴。
診断には、レントゲンを撮ります。(泣いてしまって、うまく撮れないこともありますが・・・)
治療には、土踏まずの裏に足底板を付けます。
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よくある質問
- 装具で矯正されますか?
- 装具は無効という意見もあり、保証はできません。
- 他に治療法はありますか?
- 足の筋力強化のため、裸足で砂地を歩く方法があります。
- 大きくなってから何か問題になりますか?
- 大部分は、あまり問題になりません。
2009-SAKURASAKU Life 1月号掲載
くらっし~先生こと・・・
水戸赤十字病院第一整形外科部長
倉茂聡徳 先生
- 日本整形外科学会
(専門医、脊椎脊髄病医、認定リウマチ医) - 日本足の外科学会
- 日本交通医学会
- 日本靴医学会
- 日本フットケア学会
日赤病院
〒310-0011
水戸市三の丸3丁目12番48号
