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Vol.21

副作用が怖いから、薬を変えて下さい!

最近、酸化マグネシウムが原因と思われる高マグネシウム血症で、二人の方が亡くなった、という報道がありました。酸化マグネシウムは便秘薬としてよく使われる薬です。死亡については、この薬と「関連が否定できない」ということで、因果関係について、はっきり断定されてはいないようです。
この便秘薬、1950年から使われており、使用者は年間4500万人とのことですから、今まで膨大な数の人が使っていることになります。
10年くらい前にも、高尿酸血症を治療するための薬が原因で6人の方が亡くなった、という報道がありました。その時にも、「副作用が怖いから薬を変えたい」という方が大勢来られました。当時、その薬を使っていた人は30万人。亡くなった方は、薬が体に合わず、飲み始めて半年以内に肝機能障害になったのが原因でした。もう何年もその薬を飲んでいて、検査でも問題がない方に、「心配しなくていいですよ」と説明しても、なかなか納得してくれず、仕方なく別の薬に変えたりしました。自分に合っていて慣れた薬を止めて別の薬にすれば、他の副作用が出る可能性があったのですが・・・。
薬についての報道では、亡くなられた方の数は発表されますが、全く問題なく、むしろその薬の恩恵を受けている人の数は、あまり議論されない気がします。マスコミの方も、ただ不安を煽るだけではなく、一般の方が混乱しないような報道の仕方を検討していただきたいものです。重大な副作用が出る確率がわかれば、皆さんも冷静な判断ができるのではないでしょうか?
確率と言えば、例えばフグは、年間何人の方が食べているかは知りませんが、10年間で300人以上が中毒になり、そのうち30人が亡くなっているそうですが、フグの不買運動の話は聞きませんよね?
私は、宝くじを買うのは止めました。年末ジャンボなど、売り上げ枚数と高額当選者数を概算すると、日本で一人どころか世界で一人が当たるくらいの確率だとわかったからです・・・。(亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。)

Sakurasaku診療所
足関節捻挫後に続く痛み、「足根洞症候群」

足首の捻挫は、大半が外くるぶしの靱帯損傷で、多くは手術なしで治りますが、痛みが続く場合があります。靱帯がうまく治っていないこともありますが、中には他のケガのことがあり、足根洞症候群もその一つです。

外くるぶしの痛みでも、場所がほんの少しずれており、スネやふくらはぎの付近も痛くなることがあります。

治療には、痛み止めの内服や外用、足底板を使いますが、注射もよく効きます。何回か注射しても改善しない場合には手術することもありますが、まれです。

よくある質問
捻挫後の痛みで、他のケガはありますか?
実は、踵骨前方突起骨折や二分靱帯損傷、骨間靱帯損傷など、たくさんあります。
どうやって鑑別するのですか?
CTやMRI、特殊なレントゲン撮影を行います。
手術はどんなことをするのですか?
主に内視鏡を使って、足根洞の中を掃除します。

2009-SAKURASAKU Life 2月号掲載

くらっし~先生こと・・・
水戸赤十字病院第一整形外科部長
倉茂聡徳 先生

  • 日本整形外科学会
    (専門医、脊椎脊髄病医、認定リウマチ医)
  • 日本足の外科学会
  • 日本交通医学会
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  • 日本フットケア学会

日赤病院
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