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Vol.25

足がむくむんですけど・・・

「足やスネがむくむ」とおっしゃる方は、けっこう多いです。原因としては、内臓からくるもの、脈管からくるものがあります。足やスネのことなので整形外科を受診する方が多いですが、むしろ内科や血管外科的な原因でむくむ方が困ります。
整形外科を受診する方では、腰やヒザの痛みがあったり、ケガのために、歩く量が減ったことが原因でむくんでいることが大半です。
普段、立っていても座っていても、足は心臓よりも低い位置にあります。心臓が送り出した血液は足に流れていきますが、普通は歩いた時に足やふくらはぎの筋肉が膨らむ力で血を心臓に送り返しています。ところが、歩く量が減ってこの筋肉の活動が少なくなると、血の巡りが悪くなって足がむくみます。特に一日の内でも、足が下になっている時間が長くなる夕方に、むくみがひどくなります。寝ている時には足と心臓の高さが同じ位になりますから、朝になるとむくみが良くなり、起きて足が下になると、またむくんできます。
ケガなどが原因で一時的に動きにくいのであれば、治って今まで通りに動けるようになれば、たいていは自然に治ります。ですが、年齢などが原因で腰やヒザが痛くて歩きにくい場合には、なかなか痛みがゼロにはなりませんから、むくみもなかなか解消しません。
治療としては、痛いのにむやみに歩き回るのは良くないですから、座りながらでもいいので、貧乏揺すりのように爪先立ちのような動きをして、意識的にふくらはぎの筋肉を使ったり、足の指を動かしたりして、血の巡りを改善するようにします。また、ちょっと行儀は悪いですが、足を上げておくことです。他には、あらかじめ下から締め上げるようなストッキングを履いておいて、むくみを予防する方法もあります。
内臓から来る浮腫には、心臓や肝臓、腎臓が原因のもの、栄養状態が悪いのが原因のものがあります。こちらは検査や治療が全く異なりますし、重症の度合いも違いますから、ご心配なら、むしろ内科を受診していただいたほうがよいと思います。

Sakurasaku診療所
昔捻挫した足首が痛い、「変形性足関節症」

加齢による病気として、ヒザの軟骨がすり減って痛くなる変形性「膝」関節症はよく知られていますが、こちらは足首の軟骨が減って痛くなる病気です。膝とは異なり、足首の軟骨は再生しやすいと言われているので、加齢以外にも、以前に捻挫や骨折などがあった方に起こりやすいです。

症状は、最初は長時間立ったり歩いたりすると痛くなったり、歩き出しが痛くなりますが、徐々に痛みや腫れが増してきます。

治療としては、痛みに応じてシップや鎮痛剤の内服、装具、注射、手術があります。

よくある質問
装具はどんなものですか?
状態によって、足底板や足首のサポーターを組み合わせたりします。
どんな手術をするのですか?
関節固定や矯正骨切り、人工関節などがあります。
関節固定すると足首が動かなくなってしまいますか?
はい。ですが、足の他の部分が若干動くので、少し動くように見えます。

2009-SAKURASAKU Life 7月号掲載

くらっし~先生こと・・・
水戸赤十字病院第一整形外科部長
倉茂聡徳 先生

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    (専門医、脊椎脊髄病医、認定リウマチ医)
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