Dr.Classyのかってに!ドクターズチェック
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Vol.29
「医療崩壊?それなんのこと?」 「今ここで起きていることですよ?」
さて、問題です。次の国を当てて下さい。「人口当たりの医者の数は先進国の中で最低だけど、患者さんは5,6倍の数を診てね。あと、待遇も先進国中で最低だけど、労働組合を作って待遇改善とか要求するのは禁止だからね。そうそう、求められる医療は、世界最高レベルでヨロシク!」って、ど〜こだ?・・・お察しの通り、今の日本のことです。
かく言う私も、残業時間は、一般の企業で過労死が認められる時間の倍以上。以前、中国出身の方に、「ニッポンの先生は大変ね、夜中や休みでも患者を診に来て。中国では医者も交代制よ」と言われました。
自分の仕事には誇りを持っているつもりですが、今の状況が続くようなら、自分の子供には同じ職業を選んで欲しいとは思いませんね。
今、厚生労働省から「かかりつけ医」が推進されています。うちの病院でも、入り口から始まってあちこちに貼り出されているので、すでにご覧になった方もいるかも知れません。要するに、総合病院は、入院や手術、救急を請け負うことに専念して、それ以外の場合には、ご近所の診療所を受診してください、という、医療の分業です。
症状が落ち着いている方に、「今後はご近所の先生に紹介させてもらって、入院や手術が必要な時にまた来て下さい。医療崩壊を食い止めるための、国の方策なんですよ」と説明するわけですが、未だに「医療崩壊?何それ?」と言う方がいるのには驚きです。
大企業だって、簡単につぶれる時代。病院も、あちこちで経営危機や医師不足が叫ばれており、うちの病院も含めて、水戸の総合病院も決して例外ではありません。
地デジが2011年に始まるのはもう十分わかりましたから、国も、もっと国民生活に直結する、大事な情報を流すのに税金を使っていただきたいものです。
Sakurasaku診療所
- ちょっとしたことで足指の骨が折れる、「内軟骨腫」
ちょっとぶつけたり、少し多く歩いたり走ったりしただけなのに、急に足指が痛くなってしまい、レントゲンを撮ったら骨に腫瘍があって骨折していると言われて、あわてて来られる方が多いです。
レントゲンでは、骨に、おせんべいを焼いた時にできる気泡のような、膨らんで薄くなった部分があります。他の画像検査を追加することもありますが、最終的な確定診断は、手術で摘出した組織の病理結果で行います。
良性腫瘍のことが多く、手術をしないでしばらく様子を見ていると症状が改善することもありますが、足指だと再骨折しやすいので、手術をお勧めしています。
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よくある質問
- なぜできるのですか?
- 体が間違って作ってしまうようです。
- どんな腫瘍なのですか?
- 骨の中に軟骨ができてしまう腫瘍です。
- どんな手術をするのですか?
- 骨に小さな窓を開けて、中を掃除した後、人工骨を入れたりします。
2009-SAKURASAKU Life11月号掲載
くらっし~先生こと・・・
水戸赤十字病院第一整形外科部長
倉茂聡徳 先生
- 日本整形外科学会
(専門医、脊椎脊髄病医、認定リウマチ医) - 日本足の外科学会
- 日本交通医学会
- 日本靴医学会
- 日本フットケア学会
日赤病院
〒310-0011
水戸市三の丸3丁目12番48号
