Dr.Classyのかってに!ドクターズチェック
↑ クリックするとDr.Classyのかってに!ドクターズチェックトップページに戻ります。
Vol.30
診断書、まだ書けてないんですか?
診断書を依頼したことのある方ならご存じかも知れませんが、あんな紙切れ一枚にしては、ずいぶん高いし時間がかかると思いませんか?
実は、診断書の値段は病院の言い値。同じ診断書でも、病院によって値段が異なります。しかも、収益は全て病院のもの。今まで勤務した病院では、診断書は何十枚書いても無報酬。となれば、日々の忙しい仕事の中で、あまりに多いと診療業務の妨げにもなるし、残業が増えるだけの診断書に割く時間は、なるべく減らしたいのが人情というもの。結局、いつも後回しになるのが現状です。
とは言っても、あまりに遅いと患者さんから苦情が来ますし、労災の方などは診断書を出さないと生活費が入らないでしょうから、あまり遅れないようにはしたいのですが。
特に整形外科は事故やケガを扱うので、診断書がたくさん回ってきます。事故で一度でも診た患者さんからは、ほとんど診断書が回ってきます。数年後に、思い出したように回って来ることもしばしばです。
以前、観光バスの追突事故で、一度に18人診察したことがあります。診察にも時間がかかりましたが、警察に出す診断書も18枚。その後、バス会社の保険やら個人の保険やらで、しばらくは一度に18枚ずつ診断書が送られてきました。
先輩から聞いた話だと、昔は診断書を一枚書くと現金でいくらか支払われていた病院もあったとのこと。若い先生を連れて飲みに行く時には、まとめて書いて事務でお金を受け取り、軍資金にしていたという、古き良き時代もあったようです。
一つ注意ですが、警察に出す診断書は、保険会社に出すものとは全くの別物。
回復にかかる見込み期間から被害者の重傷度を判断し、加害者の処罰の参考にしているそうです。同じ「ムチ打ち」なのに、患者さんによってあまりに重傷度を変えて書くと、今度は加害者の方から文句が出る可能性もあるので、だいたい一律に書いていますが、保険会社からの支払いには影響しないので、ご安心を。
医療崩壊が叫ばれている今、医者の負担を減らすため、診断書を含めて書類は事務が書いて、医師は内容を確認してサインする、という方向になるそうですが、ちゃんと実現するのはいつでしょうね…?
Sakurasaku診療所
- 足が変形し、タコができて痛い、「関節リウマチ」
- リウマチというと、手首や手指が腫れたり痛くなったりするのが有名ですが、実は足の痛みや変形も多い病気です。 外反母趾や内反小趾、足趾の関節の脱臼によって、タコができて痛かったり、普通の靴が履けなくなります。 治療は、靴や足底挿板などでタコの部分の負担を減らしますが、それでもだめなら手術をします。 以前は、足趾の関節を切除する方法が行われていましたが、最近では薬の開発が進み、関節の破壊が止まったり、改善を期待できる場合もあるので、なるべく関節を温存するようになってきています。
-
よくある質問
- いつ手術をすべきですか?
- 日常生活に支障が出た場合や、タコが化膿しないうちがよいです。
- どんな手術をするのですか?
- 外反母趾の矯正や脱臼の整復、各趾の短縮骨切りをします。
- タコは取らないのですか?
- 変形が矯正されれば、タコは自然に改善します。
2009-SAKURASAKU Life 12月号掲載
くらっし~先生こと・・・
水戸赤十字病院第一整形外科部長
倉茂聡徳 先生
- 日本整形外科学会
(専門医、脊椎脊髄病医、認定リウマチ医) - 日本足の外科学会
- 日本交通医学会
- 日本靴医学会
- 日本フットケア学会
日赤病院
〒310-0011
水戸市三の丸3丁目12番48号
