Dr.Classyのかってに!ドクターズチェック

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Vol.8

何かお探しですか?

よく、病院の中でキョロキョロしている方を見かけます。声をかけると(申し訳ありませんが、急いでいない時だけです・・・)、検査室やレントゲン室、売店がどこだかわからない、夜間の出口がわからない、とおっしゃる方が多いです。
かく言う私も、赴任当初は、院内でよく道に迷いました。恥ずかしながら、今でも自分が普段あまり直接かかわらない部署ですと、どこにあるか知らないところもあります。
検査室やレントゲン室など、患者さんによく行っていただく場所へは、道案内として床に色を変えた線が引いてあったり、伝票に簡単な地図が載っていたりするのですが、どうもわかりにくいようです。
そもそも病院の構造自体が、増改築を重ねて複雑になったり、新しい機械の導入などで部屋が変わったりして、わかりにくくなっています。病院の業務の特性上、新しい病棟が完成したり、機械が入れ替わるまで閉店し、新装開店、リニューアルオープン!というわけにはいかないのも、わかりにくくしている原因の一つでしょう。
お見舞いに来た方から、病室や病棟を聞かれることもよくあります。
当科の病棟には患者さんのお名前が見当たらないので、よく聞いてみると、他の科や他の病棟だったりすることは日常茶飯事です。
以前、他の病院に勤務していた時に、ご面会の方で、「遊び友達の、ニックネームは○○ちゃん、30歳くらいの人で、本名は知らない」という方がいましたが、さすがに名前も年齢もわからないとお手上げです。
これも昔の話ですが、お見舞いに来られた方がおっしゃる名前の患者さんが、どこの病棟を探しても見つからず、「この病院は、患者の管理もできないのか!」と怒られてしまったことがありました。最後に、この方が患者さんの自宅に電話をかけて確認したところ、実は入院しているのは別の病院であることがわかりました・・・。
今は電子カルテ化したので、患者さんのお名前や年齢、入院日など、様々な情報で検索できるようになったため、探しやすくなりました。ですが、病院自体が違っていたりすると大変ですし、中には重症で面会謝絶の方や、病気の自分を見られたくない方、検査や処置、リハビリなどで病室を離れている場合など、せっかくお見舞いに来ていただいても、面会できないこともあります。できれば、事前にご家族などに確認された上での来院をお勧めします。
偉そうに書きましたが、実は私も、母とおじが入院した時に、車で数時間かけて見舞いに行ったら、二人とも外泊していて会えず、花だけ置いて帰ったという苦い経験があります・・・。

Sakurasaku診療所
女性に多い指の変形、ヘバーデン結節

中年以降の女性で、指のいわゆる第1関節(指先に近い方)が痛くなり、竹の節のように腫れてきたり、右や左に曲がってきたりする病気です。遺伝が関係すると言われており、あちこちの指に生じる方もいます。また、第1関節の手の甲の側に、ガングリオンという良性の腫瘤を合併する場合もあります。

よく、「リウマチではないか?」とおっしゃって受診される方が多いですが、関節リウマチで症状が出やすいのは、むしろ第2関節や手の甲の関節、手首です。

レントゲン写真を撮ると、関節の隙間が狭くなっていたり、骨にトゲが出ているのがわかります。 治療としては、消炎鎮痛剤の入った外用薬を塗ったり、あまり痛みが強かったり変形が著しい場合には、関節固定術などの手術をすることもあります。が、ある程度まで関節の破壊が進むと、変形は残りますが、むしろ痛みは軽減してくるようです。

(*誌面の都合上、一般的な説明をしています。病状等に応じて治療法が異なる場合もありますので、まずは主治医とご相談下さい。)

よくある質問
関節リウマチと区別する方法はありますか?
部位やその他の症状、レントゲン写真でも区別しにくい場合には、血液検査を行います。
第2関節が腫れればリウマチなのでしょうか?
第2関節が痛くなる、ブシャール結節という病気もあるので、それだけでリウマチとは言えません。
ガングリオンは、取ったほうがよいのでしょうか?
良性の腫瘤ですが、手術しても再発する可能性もあり、私はお勧めしません。

2007-SAKURASAKU Life 12月号掲載

くらっし~先生こと・・・
水戸赤十字病院第一整形外科部長
倉茂聡徳 先生

  • 日本整形外科学会
    (専門医、脊椎脊髄病医、認定リウマチ医)
  • 日本足の外科学会
  • 日本交通医学会
  • 日本靴医学会
  • 日本フットケア学会

日赤病院
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